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【Mubert】文章だけで作曲してくれるAIの使い方

【Mubert】文章だけで作曲してくれるAIの使い方

先日落合陽一さんが出演している番組を見ているときに、AIを利用して音楽を制作していたので気になって調べてみました。

結論から紹介すると、Google Colaboratoryという環境で「Mubert_Text_to_Music.ipynb」を実行すると著作権に引っかからない音楽を作ってくれるそうです。

「Mubert_Text_to_Music.ipynb」と検索すると、Google Colaboratoryがすでに準備しており、アクセスしてから自分のドライブにコピーするだけで保存は完了します。

ですが今回はGitからダウンロードして利用するまでを紹介していきます

この記事の担当者

Yusuke Goto360° Videographer
19歳の時にYouTubeで星のタイムラプス映像を見たのをきっかけに、自然の写真を撮影。23歳のドローン映像や、4K60fps映像を見たのをきっかけに、動画撮影も開始。日本の自然をメインに撮影し、写真や動画などをSNSに投稿中。25歳からは360°カメラを購入し、YouTubeにVR動画を公開。今後は360°カメラをメインに様々なVR動画を撮影する予定。

Mubertに関する疑問

Mubertの公式サイトは英語で記述されている為、使い方やルールをしらべるのに時間が掛かってしまいますよね。

そこで僕が代わりに公式ホームページで翻訳しながら多くの疑問を解決してみました。

Mubertに著作権はある?

Mubertは著作権フリー

結論から言うと著作権はありません。

Music made by AI has no boundaries

The abilities of Artificial Intelligence and the creativity of music producers make possible a symbiotic relationship between humans and algorithms. Millions of samples from hundreds of artists feed into Mubert, and the AI takes it from there.

Each new piece of royalty-free music is instantly generated and flawlessly suited to its purpose. Collaboration like no other, humans and technology unite to bring the perfect sound every time.

Mubertの公式サイト

上記の文章は公式サイトに記述されていますが、DeepLで翻訳してみました。

AIがつくる音楽に国境はない

人工知能の能力と音楽プロデューサーの創造性が、人間とアルゴリズムの共生を可能にします。何百ものアーティストの何百ものサンプルがMubertに供給され、そこからAIがそれを取り込みます。

ロイヤリティフリーの新しい音楽が瞬時に生成され、その用途にぴったりと合うようになるのです。人間とテクノロジーのコラボレーションが、常に完璧なサウンドを生み出します。

Mubertの公式サイト(日本語訳)

ロイヤリティとは著作権に関するキーワードで、ロイヤリティフリー表示されている為、著作権フリーで間違いないでしょう。

一つが英語の「royalty」のことで、特許や著作権、商標などを利用する際に、権利所有者に、使用する側が支払う対価である。

もう一つが英語の「loyalty」で、企業ブランドや商品に対する、愛着や忠誠のことを意味する。働く企業に対する従業員の心理動向としてもよく用いられている。

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Mubertでクリエイティブ活動はしていいの?

Mubertでクリエイティブ活動しても大丈夫

著作権フリーなのでお店で曲を流したり、作曲、動画編集に利用しても問題ありません。

とはいえ自分のコンテンツとして利用するには少し抵抗を感じるかもしれません。

ですが、公式サイトではYouTubeやTikTokの動画にも利用してもいい事が記載されています。

Create with Mubert Render
The music you’ve been searching for, generated in seconds.

Effortlessly create a soundtrack of the perfect length, mood and style. Mubert instantly generates tracks perfectly tailored to your content on any platform. Royalty-free background music for YouTube, Tik Tok, podcasts and video!

Select the parameters of your future soundtrack in a matter of seconds, and generate extraordinary music right away.

Mubertの公式サイト

DeepLで翻訳してみました。

Mubert Renderで作る
あなたが探していた音楽が、数秒で生成されます。

完璧な長さ、ムード、スタイルのサウンドトラックを簡単に作成することができます。Mubertは、あらゆるプラットフォームのコンテンツに完璧に合わせたトラックを瞬時に生成します。YouTube、Tik Tok、ポッドキャスト、ビデオ用のロイヤルティフリーBGMです。

数秒のうちに未来のサウンドトラックのパラメータを選択し、すぐに特別な音楽を生成することができます。

Mubertの公式サイト(日本語訳)

MubertのAPIでできる事

Mubertをプログラムで実行する場合、Google Colaboratoryを想定していますが、Pythonからでもプログラムを組めば作曲ができます。

APIとはいってもランダムな英数字ではなく、メールアドレスで認証できます。

もし他のシステムに機能をくっつけたい場合などは、Google Colaboratory以外の方法で作曲してみましょう。

AIで音楽を作曲する為の準備

冒頭でも紹介しましたが、今回利用するのは「Google Colaboratory」と「Mubert_Text_to_Music.ipynb」です。

これらを準備して実行するまでを紹介していきます。

GitHubからソースコードをダウンロード

初めに「Mubert_Text_to_Music」をGitからダウンロードしてきましょう。

https://github.com/MubertAI/Mubert-Text-to-Music

上記のURLから移動できます。

ダウンロードするとzipファイルとしてダウンロードされます。

とりあえずzipファイルを解凍しておきましょう。

Google Colaboratoryにファイルをアップロード

次に「Google Colaboratory」にアクセスしてください。

アクセスすると左上に「ファイル」とあるので、選択してから「ノートブックをアップロード」を選択してください。

アップロードするものは先ほど解凍した「Mubert_Text_to_Music_main」の中にある「Mubert_Text_to_Music.ipynb」をアップロードします。

ファイル自体はとても軽いので、すぐにアップロードが完了するはずです。

Mubertでアカウントを作成する

曲を作るときにメールアドレスの記述が必要なので、アカウントを作成します。

Google Colaboratoryで実行する

概ね準備は完了しましたが、あと少しです。

曲を作成するために必要な環境を整える必要があるので、実行ボタンを上から順に押していきましょう。

Mubertを実行して曲を作ってみる

上から二個実行すれば、音楽を作る為の環境が整います。

次に入力ボックスがあるので「email」のところにMubertアカウント作成した時のメールアドレスを入力してください。

次にGenerate some musicもしくはBatch generationで音楽を作ります。

上記画像はGenerate some musicです。

「prompt」に曲のキーワード、「duration」に秒数、「loop」にチェックボックスを入れて実行すると、音楽が完成します。

秒数を指定する

durationには音楽の秒数を入力します。

半角数字が入力されている事を確認しましょう。

キーワードを入力する

promptsには音楽を作る為のキーワードを入力します。

例えばYouTube広告を作るときに「化粧品の動画広告」を作りたい場合は「Very beautiful cosmetics.」のような感じで英語で入力しましょう。

実際に「Very beautiful cosmetics.」で曲を作ってみました。下記の音楽を聴いてみてください。

自分の作りたい曲を連想できる英文を入力すると、AIがそれを元に曲を作ってくれます。

次の画像はBatch generationで、プログラムに直接書き込む仕様です。

最後に曲を保存して終了

全ての実行が完了すると再生ボタンが表示されるので、再生ボタンをクリックして聴いてみましょう。

気に入れば右側の点をクリックしてダウンロードしましょう。

一度作成した曲は二度と作れないので注意しましょう。

色々な曲をAIに作らせてみた

実際に30秒の曲を作ってみたので、聴いてみましょう。

美容系の音楽

この化粧品で新しい自分を
A new you with these cosmetics.

どちらかというとかっこいい系のような…

ファッション系の音楽

サスティナブルで地球と人に優しいファッション
Sustainable, earth- and people-friendly fashion

少しスピリチュアルな感じがしますね

和食の音楽

日本が世界に誇れる「和牛」
Japan’s World-Class Wagyu Beef

日本というより「都会」とか「IT」感がありますね。

宇宙の音楽

人類の次なるステージは宇宙空間
The Next Stage of Humanity is Outer Space

結構宇宙を感じられる曲ですね。

金融の音楽

日本でも資産運用を当たり前の環境に
Asset Management as a Normal Environment in Japan

アプリやソフトの説明動画で利用されてそうな音楽ですね。

転職の音楽

新しい業界で価値のある人材に
Become valuable in a new industry.

少しかっこよく決まりすぎていますね。

AIの作曲レベルはとても高くなっている

キーワードとの関連はジャンルによって少し違うような気もします。

ですが「文章を変更する」や「より具体的に文章を設定」すると求めている音楽に出会えるかもしれません。

曲のレベル自体はとても高いので、動画制作や、カフェで流す音楽に困っている方はぜひ作曲してみましょう。

2件のコメント

曲を生成すると何故が公式ページのアドレスしか出ないのですがどうしたらいいのでしょうか?

返信が遅れてしまい、もしわけありません。
僕も何度か不自然な動きをして、曲が生成されないことが多々ありました。

原因としてはAI側の負荷がかかっていることが挙げられます。
ありきたりなアドバイスで申し訳ないのですが、時間を空けてから動かすと正常に動くかもしれません。

  1. 新しいファイルを利用する
  2. 一番上から実行ボタンを押して、毎回実行環境を整える

上記の項目も試してみてください。

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