最近空撮ができるという面で人気が出ているドローンですが、低価格で購入でき、資格がなくても飛ばすとこができるため、とても人気が出ています。
2022年12月から国家資格が必要になるかもしれません。
そこでドローンのトラブル「水没」です。
実際に僕もMavicProを水没させた事があるので、水没後の対象法について紹介していきたいと思います。
- 水没させた原因
- 復活までの対処法
- 復活したドローンの様子
この記事の担当者
目次
ドローンを水没させた理由
水没現場は狭い川のような場所で、上からは蔦がかなりぶら下がっていました。
普段飛ばすときや着陸する際にプロペラが周辺の草などを刈っていたので
とバックさせた瞬間プロペラが負けてしまい、MavicProが蔦に絡まっていました。
絡まってからはしばらく3つのプロペラで飛行していましたが、次第にバランスが保てなくなり落下して水没しました。
ドローンの水没時間
淡水の川に3分ほど水没していました。
水はとても綺麗な水で、秋だったのでとても冷たかったです。(温度はほとんど関係ないと思いますが..)
水没時のドローンの状況
水没時ドローンの後方のランプが赤く点滅していました。おそらく異常を知らせる警告の光です。
携帯とドローンを繋げていましたが、切断されることはありませんでした。
カメラにも異常が発生しており、画面は真っ暗でした。
後から動画を見て分かった事がありますが、水没してからジンバルの平行感覚が失われてしまい、動画が回転している感じに撮影されていました。
水没したドローンを復活させた方法は自然乾燥
水没したドローンを救出した瞬間ジンバルが復活して、水没カメラが復活しました。
ですがドローンに繋げている携帯の画面には「異常発生」の文字が表記されていました。
一度飛行できるか確認してみたい気持ちがありましたが防水ではなかったので、すぐに電源を切らなければいけません。
水没が酷い場合に変に操作してしまうと感電してしまうことやショートしてしまう可能性がありますので、絶対にすぐに電源を切りましょう。
- すぐに電源を切る
- すぐに乾燥
- 完全に乾くまで電源を付けない
ドローンの後方のランプは変わらず赤く点滅していました。おそらく内部に水が侵入し、基盤などが水にやられていたのだと思います。
ドローンの後方のランプに少し傷が入っていました。おそらく下にあった岩に落下してから水たまりに落下したと考えられます。高さは大体2m~2.5mはありました。ある程度衝撃にも強い事がわかります。
ドローンの重さは734gありますのでかなりの衝撃です。
障害物を回避するカメラのレンズ内に水が若干入ってしまいましたが、分解はできないので仕方なく乾燥させました。
水没したドローンを自然乾燥させる方法
すぐに電源を切り、バッテリーを本体から抜いて3日間程度乾燥させました。
湿気から守るための箱にドローンを入れて、タンスなどに置く乾燥剤のような物を入れて保管し、そこに3日間入れて乾燥させました。
たまに外に出して扇風機の風に当てて空気を循環させていました。他にもドローンのアームを広げてつなぎ目の穴を乾燥させたりもしました。
バッテリーは本体に電源を送る金属の部分(金色の部分)の水分をしっかりと拭き取りました。拭き取る際絶対に電源ボタンを押さないようにしましょう。
私は手が滑って電源をつけてしまいましたが、故障していなかったため問題はありませんでした。
基本はバッテリーとドローン本体は同じように乾燥させていました。
復活することを願い続けて3日….
3日後水没したドローンの電源をつけてみた
緊張しながらも電源をつけました。
すると・・・・いつも通り電源がつきました!!!!
水没したドローンの状況について説明していきます。
ジンバル
よくジンバルが故障してしまう事がありますが、ジンバルには問題なく綺麗に写真や動画を撮る事ができました。
起動時にジンバルが調整のため動きますが、起動時も水没前と変わらずしっかりと調整してくれました。
プロペラ(モーター)
モーターにがっつり水が入ってしまいました。ですがモーターもしっかりと動きました。
プロペラには少し傷が入っていました。飛行時には問題ありませんが、空気抵抗の関係で飛行時間や飛行速度に少し影響があるのかもしれません。
操作
こちらには少し問題があり、何らかのトラブルにより操作コマンドが少し変更されていました。
ですが問題なく操作できます。
水没したドローンを飛行させるときの注意点
次に確認した方がいい点をご紹介します。
- カメラ
- プロペラ(モーター)
- 障害物探知センサー
- コンパス GPS
・カメラ
ジンバルが復活してもカメラが故障している可能性があります。手持ちでもいいので一度写真や動画を撮ってみて確認しましょう。
・プロペラ(モーター)
ドローンは飛ばす前にプロペラだけを回す動作があります。回す事ができてもうまく上に飛ばない可能性もありますので、一度人がいない広い場所で試しに飛ばしてみましょう。
最初はなるべく上空5m以内にして飛行スピードも遅くしましょう。
いきなり今まで通りの飛行をすると思わぬ事故を招いてしまう可能性があります。
人がいる場所では絶対に飛ばさないようにしましょう。
・障害物探知センサー
障害物探知センサーが故障している可能性がありますので、センサーに頼ったフライトは控えましょう。
・コンパス・GPS
ドローンにはコンパス・GPSが搭載されています。電池が少なくなってしまった場合に自動で戻ってくる機能などに必要なためです。
もしコンパスやGPSが故障してしまっている場合は自動で帰還できませんので、故障していないか確認しましょう。
確認方法はスマートフォンと繋げた時に左上で確認できます。
水没したドローンの状態は?
復活後は手持ち撮影を行いました。
※注意※
バッテリーをつける際危険な可能性もあります。ですので電気を通さないゴム手袋的な物をつけて電源をつけましょう。
水没時の水がまだ入っている状態で電源を入れると、ショートや感電してしまう可能性があります。
一部故障している可能性もある
電源がついたものの、完全に復活していな箇所がある可能性があります。
見た目はしっかり動いているように見えても、見えないところで故障している可能性があるので十分注意して使用しましょう。
ドローンにとって水没は致命的なダメージなので、復活してもどこか悪くなってしまった前提で使用しましょう。
水没させたドローンにはしばらく自然乾燥させよう
ドローンを飛ばす際には十分に注意しましょう。
ドローンのプロペラガードは公式サイトにて販売していますのでなるべく装着してから飛ばしましょう。
ドローンは障害物を探知するセンサーがついていますが、後方には探知するセンサーがついていません。ですのでドローンの向きを前に変えてから飛行するようにしましょう。もし後ろ向きで飛行させる場合は、十分に注意しましょう。(Mavic2Proは後方にもセンサーがついています。)
もし金銭的に余裕があれば、保険に加入しておきましょう。もしドローンが水没しても保険に加入しておけば、低価格で修理に出すことができます。
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