動画編集ソフトを選ぶ際に「Premiere Pro」「Final Cut Pro」で迷う方もいると思いますが、僕は月額料金のかからないFinal Cut Proを選びました。
この記事で分かる事
- Final Cut Proの始め方
- 360°動画の編集方法
- Final Cut Proの操作方法
今回は360°カメラで撮影した動画を元に説明を続けていきますが、スマートフォンで撮影した普通の動画も編集できるように説明しています。
「360°動画の準備が完了している方」「他の360°カメラを使用している方」「スマートフォン・アクションカメラ・一眼レフカメラで撮影した動画を編集したい方」は、ここをクリックして飛ばしてください
- RICOH THETAで撮影した動画を360°化させる
- Final Cut Proの始め方
- Final Cut Pro Xに360°動画を取り込んで編集
- Final Cut Proの編集方法
- 【Final Cut Pro X】エフェクト一覧・動画編集の時間短縮ができる
- 明るさや鮮やかさを調節
- 【Final Cut Pro X】色補正で色の濃さと明るさを調節
- 音質や音量の調節
- 【Final Cut Pro X・iMovie】音量や音質を編集する方法
- 【Final Cut Pro X】音量均一化するためにラウドネスで音量調節
- フェードアウト・フェードイン
- 【Final Cut Pro X・iMovie】フェードアウト・フェードインする方法 動画編集
- 動画を動かす
- 【Final Cut Pro X】キーフレームで動画を徐々に動かす
- 手振れを補正する方法
- 【Final Cut Pro X・iMovie】動画の手振れを補正する方法
- タイムラプスの作り方
- 【Final Cut Pro X】タイムラプス作成方法
- モザイクを追加する方法
- 【Final Cut Pro X】VR(360)動画にぼかしやモザイクを追加する編集方法
- 動画を地震のように揺らす
- 【Final Cut Pro X】地震のように揺れた動画を作る方法
- 残像や影分身を作る
- 【Final Cut Pro X】残像や影分身を作る方法
- 文字に関する編集
- 【Final Cut Pro X】フォントをMacに追加保存し、動画編集で使用
- 【Final Cut Pro X】VR(360)動画編集時に文字の位置を調節する方法
- 【Final Cut Pro X】文字を風や水に流れているようなエフェクトを適用させる動画編集
- 【Final Cut Pro X】文字が徐々に表示されるエフェクトをかける方法 動画編集
- 【Final Cut Pro X】文字を切り抜いて、透明にする方法 動画編集
- 背景の緑を合成させる
- 【Final Cut Pro X】クロマキー合成で緑の場所を合成(キーヤ) グリーンスクリーン
- 不要な部分を削除する
- 【三脚や自分を消す】Final Cut Pro XのVR動画編集で不要部分を消す(360°パッチ)
- 動画に動画を合成させる方法
- 【Final Cut Pro X】二つの動画を合成編集「マスクを描画」「ルミナンスキーヤ」
- 指定した部分だけを書き出す
- 【Final Cut Pro X】部分書き出し・指定部分だけ書き出し
- プラグインの入れ方
- 【Final Cut Pro X】無料プラグインの入れ方・初心者におすすめの動画編集方法
- その他
- 【Final Cut Pro X】Wi-Fi未接続でも動画編集可能(オフライン)
- ビデオのレンダリングエラー:10008(操作を完了できませんでした。【Final Cut Pro X】
- 1 つ以上のライブラリのストレージの場所が使用できなくなりました。作業内容が失われないようにするため、これらのライブラリは閉じられます 【Final Cut Pro X】
- 【動画編集ソフト】Final Cut Pro XとiMovieの違いを比較
- 【Final Cut Pro】4K60fps動画編集の推奨スペック(MacBookPro)
- 【Final Cut Pro X】レンダリング・プロキシとは・設定で軽くする
- 360°編集は動作が重い
RICOH THETAで撮影した動画を360°化させる
360°動画は普通の動画とは違い、少し処理を行う必要があります。
動画の360°化や、音声を4方向から聞こえるようになるなど。
この章では、360°動画を動画編集ソフトで編集できる前までを紹介します。
Macに360°動画を取り込む
まずはMacに360°動画を取り込んでみましょう。
Macに取り込む方法は2つあります。
- RICOH THETA File Transfer
- イメージキャプチャ
私はRICOH THETA File Transferを利用して取り込んでいます。
まずはMacとRICOH THETAを付属で付いてきたUSBで繋げます。
RICOH THETA File Transfer
まずこちらを開くとRICOH THETAを認識します。
RICOH THETA内のフォルダを辿ると360°動画や画像が表示されます。
パソコンに保存したい360°動画・写真を選択して保存ましょう。
イメージキャプチャ
Mac専用ソフトです。
こちらもソフトを開くとRICOH THETAが出てきます。
RICOH THETA内のファイルを辿り、保存したい360°動画・写真をパソコン内に保存します。
動画の360°化
次に取り込んだ360°動画を360°化させます。
360°化させないとアップロードしても360°にはなりません。
基本アプリケーション
RICOH THETAアプリを利用して動画を360°化させます。
- RICOH THETAアプリを開く
- RICOH THETAアプリの画面に360°動画をドラッグ&ドロップ
- 保存先を指定して保存
取り込んだままの動画を開くと下記のような表示になります。
二つの丸の中に動画が表示されていますね。
この動画をRICOH THETAアプリにドラッグ&ドロップすると下記のような表示が出てきます。
FullHDにチェックボックスを入れると、4Kで360°動画を撮影した場合圧縮されます。
書き出された360°動画を見ると歪んではいますが、完了です。
基本的にはドラッグ&ドロップで完了します。
RICOH THETAアプリで360°化させた後、RICOH THETAアプリやFinal Cut Pro Xで見ると動画が360°化している事が確認できます。
360°に対応していない動画再生ソフトで再生しても、360°にはなりません。
動画の4方向音声化
最後にRICOH THETAで記録した音声を4方向から聞こえるようにしましょう。
RICOH THETAには4方向にマイクがついてます。
4方向から聞こえるようにしないと、マイクが一つしかないように聞こえてしまいます。
RICOH THETA Movie Converter
最後にRICOH THETA Movie Converterで音声を4方向から聞こえるようにします。
先程基本アプリケーションで360°化させた動画を、RICOH THETA Movie Converterにドラッグ&ドロップしてください。
そうするとメッセージが来るので、続けてください。
RICOH THETA Movie Converterはクリックして開く必要はありません。
最後にRICOH THETA Movie Converterを利用すれば、すべての作業が終わりです。
RICOH THETA関係のアプリはバグが結構あったので、怪しいと思ったら再インストールしましょう!
Final Cut Proの始め方
VR動画の編集の流れを説明しますが、2D動画の編集と大きな変更点はありません。
編集開始
- 新規イベント
- 新規プロジェクト
- VR
- 任意の画質
イベント・プロジェクト
まずは新規イベントとプロジェクトを作る必要があります。
- イベント→パッケージのようなもの
- プロジェクト→作品
例えば料理というイベントを作り、カレーのプロジェクト(動画)を作るような感じです。
360°・画質
次に動画の画質や、360°か4Kかなどを選ぶ必要があります。
2D動画を編集する際は、「4K」や「1080p HD」、「8K」を選んで動画編集を開始します。
今回は360°動画を編集するので、「360°」を選択してください。
エンコードなどは上級者向けの設定なので、上記の設定だけで問題ありません。
Final Cut Pro Xに360°動画を取り込んで編集
編集画面に動画を追加して動画編集を開始しますが、追加する方法は2D動画編集と全く同じです。
早速360°動画を編集していきましょう。
まずは360°動画をFinal Cut Pro Xにドラッグ&ドロップしてください。
360°動画を読み込みます。
2D動画の場合はこの時点で設定完了で、動画編集を開始できるのでここをクリックして飛ばしてください。
360°動画の編集画面になるとこのようなマークが現れます。
360°の目線に変更
この設定はしなくても360°動画を編集できますが、360°ビューアをする事でより一層編集しやすくなります。
動画の向きを変更する
方向変更の項目を設定する事で動画のどの部分を前に出すかを変更できます。
- チルト(X)→上下反転
- パン(Y)→左右
- ロール(Z)→回転
簡単に説明するとこのような感じです。
チルトとパンはなんとなくわかると思いますが、ロールはパッとしないと思います。
ロールは動画が並行ではない時などに利用して、動画の向きを水平にしたりします。
Final Cut Proの編集方法
ここからはFinal Cut Proの操作方法を紹介していきます。
明るさや鮮やかさを調節
音質や音量の調節
フェードアウト・フェードイン
動画を動かす
手振れを補正する方法
タイムラプスの作り方
モザイクを追加する方法
動画を地震のように揺らす
残像や影分身を作る
文字に関する編集
背景の緑を合成させる
不要な部分を削除する
動画に動画を合成させる方法
指定した部分だけを書き出す
プラグインの入れ方
その他
360°編集は動作が重い
私は普段4K 60fps動画を編集していますが、4K 60fps動画の編集より重いです。
特に360°のタイムラプスを作ろうとすると、読み込むのにすごく時間がかかってしまいます。
更に動画に色をつけたりすると更に重くなるので、パフォーマンス優先にしてもカクカクしてしまいます。
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