【360°も紹介】Final Cut Proの動画編集の始め方

動画編集ソフトを選ぶ際に「Premiere Pro」「Final Cut Pro」で迷う方もいると思いますが、僕は月額料金のかからないFinal Cut Proを選びました。 この記事で分かる事

  • Final Cut Proの始め方

  • 360°動画の編集方法

  • Final Cut Proの操作方法

今回は360°カメラで撮影した動画を元に説明を続けていきますが、スマートフォンで撮影した普通の動画も編集できるように説明しています。
「360°動画の準備が完了している方」「他の360°カメラを使用している方」「スマートフォン・アクションカメラ・一眼レフカメラで撮影した動画を編集したい方」は飛ばしてください

RICOH THETAで撮影した動画を360°化させる

360°動画は普通の動画とは違い、少し処理を行う必要があります。
動画の360°化や、音声を4方向から聞こえるようになるなど。
この章では、360°動画を動画編集ソフトで編集できる前までを紹介します

Macに360°動画を取り込む

まずはMacに360°動画を取り込んでみましょう。 Macに取り込む方法は2つあります。

  • RICOH THETA File Transfer

  • イメージキャプチャ

私はRICOH THETA File Transferを利用して取り込んでいます。
まずはMacとRICOH THETAを付属で付いてきたUSBで繋げます。

RICOH THETA File Transfer

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

まずこちらを開くとRICOH THETAを認識します。
RICOH THETA内のフォルダを辿ると360°動画や画像が表示されます。
パソコンに保存したい360°動画・写真を選択して保存ましょう。

イメージキャプチャ

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

Mac専用ソフトです。 こちらもソフトを開くとRICOH THETAが出てきます。
RICOH THETA内のファイルを辿り、保存したい360°動画・写真をパソコン内に保存します。

動画の360°化

次に取り込んだ360°動画を360°化させます。
360°化させないとアップロードしても360°にはなりません。
基本アプリケーション

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

RICOH THETAアプリを利用して動画を360°化させます。

  1. RICOH THETAアプリを開く

  2. RICOH THETAアプリの画面に360°動画をドラッグ&ドロップ

  3. 保存先を指定して保存

取り込んだままの動画を開くと下記のような表示になります。

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

二つの丸の中に動画が表示されていますね。
この動画をRICOH THETAアプリドラッグ&ドロップすると下記のような表示が出てきます。

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

天頂補正ありにチェックボックス入れると、RICOH THETAが横に傾いてても傾きを直してくれます
FullHDにチェックボックスを入れると、4Kで360°動画を撮影した場合圧縮されます。
書き出された360°動画を見ると歪んではいますが、完了です。

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

基本的にはドラッグ&ドロップで完了します。
RICOH THETAアプリで360°化させた後、RICOH THETAアプリやFinal Cut Pro Xで見ると動画が360°化している事が確認できます。
360°に対応していない動画再生ソフトで再生しても、360°にはなりません。

動画の4方向音声化

最後にRICOH THETAで記録した音声を4方向から聞こえるようにしましょう。
RICOH THETAには4方向にマイクがついてます。
4方向から聞こえるようにしないと、マイクが一つしかないように聞こえてしまいます。

RICOH THETA Movie Converter

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

最後にRICOH THETA Movie Converterで音声を4方向から聞こえるようにします。
先程基本アプリケーションで360°化させた動画を、RICOH THETA Movie Converterにドラッグ&ドロップしてください
そうするとメッセージが来るので、続けてください。

VR動画を動画編集ソフトで変種する方法
VR動画を動画編集ソフトで変種する方法

RICOH THETA Movie Converterはクリックして開く必要はありません。
最後にRICOH THETA Movie Converterを利用すれば、すべての作業が終わりです。
RICOH THETA関係のアプリはバグが結構あったので、怪しいと思ったら再インストールしましょう!

Final Cut Proの始め方

VR動画の編集の流れを説明しますが、2D動画の編集と大きな変更点はありません。 編集開始

  1. 新規イベント

  2. 新規プロジェクト

  3. VR

  4. 任意の画質

イベント・プロジェクト

まずは新規イベントプロジェクトを作る必要があります。

  • イベント→パッケージのようなもの

  • プロジェクト→作品

例えば料理というイベントを作り、カレーのプロジェクト(動画)を作るような感じです。

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

360°・画質

次に動画の画質や、360°か4Kかなどを選ぶ必要があります。
2D動画を編集する際は、「4K」や「1080p HD」、「8K」を選んで動画編集を開始します。

今回は360°動画を編集するので、「360°」を選択してください。 エンコードなどは上級者向けの設定なので、上記の設定だけで問題ありません。

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

Final Cut Pro Xに360°動画を取り込んで編集

編集画面に動画を追加して動画編集を開始しますが、追加する方法は2D動画編集と全く同じです。
早速360°動画を編集していきましょう。
まずは360°動画をFinal Cut Pro Xにドラッグ&ドロップしてください。

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

360°動画を読み込みます。
2D動画の場合はこの時点で設定完了で、動画編集を開始できるのでここをクリックして飛ばしてください。

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

360°動画の編集画面になるとこのようなマークが現れます。

360°の目線に変更

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

この設定はしなくても360°動画を編集できますが、360°ビューアをする事でより一層編集しやすくなります。

動画の向きを変更する

Final Cut Pro XでVR動画編集
Final Cut Pro XでVR動画編集

方向変更の項目を設定する事で動画のどの部分を前に出すかを変更できます。

  • チルト(X)→上下反転

  • パン(Y)→左右

  • ロール(Z)→回転

簡単に説明するとこのような感じです。
チルトとパンはなんとなくわかると思いますが、ロールはパッとしないと思います。
ロールは動画が並行ではない時などに利用して、動画の向きを水平にしたりします。

Final Cut Proの編集方法

明るさや鮮やかさを調節

音質や音量の調節

動画を動かす

タイムラプスの作り方

残像や影分身を作る

文字に関する編集

背景の緑を合成させる

動画に動画を合成させる方法

指定した部分だけを書き出す

プラグインの入れ方

三脚の削除

その他

360°編集は動作が重い

私は普段4K 60fps動画を編集していますが、4K 60fps動画の編集より重いです。
特に360°のタイムラプスを作ろうとすると、読み込むのにすごく時間がかかってしまいます。
更に動画に色をつけたりすると更に重くなるので、パフォーマンス優先にしてもカクカクしてしまいます。

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