【イーサリアムブロックチェーン】ERCトークン規格一覧

NFT
           
更新日時 2024年04月19日 09:35:45
ハッシュレート 626.98 EH/s
半減期まで 1.0 日
ブロック数 839,851
供給量 19,686,575 BTC
マイニング報酬 6.25 BTC
過去24時間の取引件数 417,337
過去24時間の取引枚数 988,597 BTC

ERCは「Ethereum Request for Comments」の略で、イーサリアムブロックチェーン上に導入するトークンのスマートコントラクトの規格を指します。

イーサリアムブロックチェーンは、GitHubで公開されてます。

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ERC-20

ERC-20イーサリアムブロックチェーンと互換性を持つ規格で、最も多くのトークンに利用されてます。

多くは組織や企業によって利用されており、特定のルールに沿った結果であれば報酬が与えられる機能を実装できます。

MetaMaskはERC-20に対応したトークンをウォレット内で管理できます。

ERC-20に基づいて作られたトークンはイーサリアムブロックチェーン上に構築され、そのトークンはスマートコントラクトによって管理されるため管理者が存在しません。

機能面

ERC-20のトークンを開発をするうえで「totalSupply」「balanceOf」「transfer」を決めなければいけません。

totalSupplyはトークンの枚数上限を設定し、balanceOfはそのアドレスが保有してるトークンの数を表示させる設定。
transferは所有権を別のユーザに移す機能が必要になります。

ERC-20のトークン一例

トークン一覧

  • BNB(バイナンスコイン)
  • BAT(Basic Attention Token)
  • MANA(マナ)

ERC-223

ERC-223はERC-20の問題点を補うために開発されたトークンの規格です。

ERC-20にはウォレットアドレスとスマートコントラクトアドレスが存在しますが、間違えてスマートコントラクトアドレスに送金してしまうとトークンが失われてしまいます。

ERC-223はERC-20の機能を持ちながらもスマートコントラクトアドレスに送ってもトークンが失われない仕組みになりました。

送金手数料が安くなった

ERC-223は送金手数料も改善されており、ERC-20の半分以下の手数料で送金できます。

ERC-621

ERC-621はトークンの発行枚数を後からでも変更できる機能を持ちます。

発行枚数の増減を変更できる機能を今後活用されると予測されてるのが、NFTの権利のトークン化です。
権利をトークンとして発行すると、そのトークンを保有してる方はNFT作品の閲覧や所有権利を獲得できます。

音楽やアート作品に対して有効です。

RFT(Re-FungibleToken)

ミュージシャンや作家などの作品を販売する際に、閲覧権をRFTとして発行できます。

RFTを購入したお客さんはNFT化された音楽や映画などを楽しみ、楽しみが終わったら売却して利益を出すことも可能です。

ERC-721

ERC-721はNFTの機能を持ち合わせているトークン規格です。

ERC-721には所有者や取引履歴など権利移動の記録ができる為、デジタルデータに対して唯一無二の価値を与えることが可能です。

ERC-721のサービス一例

サービス一覧

ERC-721x

ERC-721の上位の規格で、トークンの大量送金が可能となります。

ERC-721xは今後ゲームの分野で利用される事が多くなると言われております。

ERC-777

ERC-777は別のアドレスに代わってトークンを送信できる機能を持ち、自動課金システムなどをブロックチェーン上で実装できます。

オペレーターと呼ばれるアドレスは許可を得ることで、資金の引き出せます。

家賃の引き落としのようなイメージ

最近は家賃をクレジットカードで支払いできる家も存在してますが、大家さんが毎月自動で引き落としています。

引き落としは支払者ではなく、受け取り側が金額を設定し、自動でお金を受け取る仕組みです。

その為、支払者は支払金額を設定しなくても家賃の支払いが実現します。

ERC-864

NFTを分割させるトークン規格で、NFTの所有権をシェアできます。

ERC-884

ERC884トークンを導入することで、デラウェア州法に準拠した方法で新規株式公開(IPO)もしくは未公開株式の売却による資金調達を行うことができます。

ERC-948

ERC-948はイーサリアムブロックチェーン上でサブスクリプションを実現させるために開発されたトークン規格です。

ERC-20では支払い時に毎回署名する必要があります。
毎月署名を行うのはユーザーにとってとても手間をかけてしまうシステムで、あまり好ましいものではありません。

ERC-948ではサービス提供者がキャンセルを行うまで引き落としができる仕組みです。

ERC-998

ERC-998ではNFT作品をパッケージ化する事が可能な規格です。

上記で説明したERC-721では、NFT作品を購入する場合単品購入しなければいけません。
ERC-998ではNFT作品をパッケージ化し、セット料金で販売できます。

マクドナルドの単品かセット

学生の頃はお金がなかったので100円で「ハンバーガー」と「Sサイズポテト」を単品購入してましたが、現在は金銭的に余裕ができたので「ビッグマックセット」を購入しています。

もしマックがERC-721規格だと「ハンバーガー」と「Sサイズポテト」のように単品で購入しないと受け取れません。
ですが、ERC-998規格だと「ビッグマックセット」のように一つ購入するだけで、ポテトや飲み物、ビッグマックのように複数購入できます。

実用する場合はゲームがメイン

NFT作品はデジタル上でやりとりができるので、ERC-998規格を利用する場合はゲームで利用されるでしょう。

ドラゴンクエストやモンスターハンターは装備品を購入しますが、バラバラだとカッコ悪いですよね。
それに一つずつ購入していると面倒に感じる事もあると思います。

ドラクエだと勇者の装備、モンハンだとティガレックスの装備一式を一回で購入できます。

ERC-1068

ERC-1068はイーサリアムブロックチェーン上に構築されるローンのアプリケーションの規格です。

「ピアツーピアレンディング」「クラウドファンディング」「無担保融資」など様々なアプリケーションに対応してます。

今後はブロックチェーン上で信用情報に関するシステムが開発され、信用情報が高いほど融資や低金利で暗号資産を借り入れできます。

ERC-1068のサービス一例

サービス一覧

  • ETHLend

ERC-1070

ERC-1070はERC-20規格のトークンやイーサリアムで支払った際に発生する特典を作るための規格です。

ERC-1155

ビットコイン購入におすすめな暗号資産取引所を比較
初心者におすすめの暗号資産取引所を紹介します。各取引所の特徴や手数料を比較してみました。セキュリティの観点から、暗号資産取引所は複数開設することをお勧めします。取引所は無料で開設できます。

ERC-1155は複数のトークンを一つのパッケージとして送る、1度のトランザクションで数人にトークンを送ることが可能です。

大きなメリットとしてはガス代を大幅に削減できる点です。

複数のトークンを一つのパッケージとして送る

ERC-1155に対応したトークンであれば対応しているので、「Token A」「Token B」「Token C」の三つを一度の実行で送る事も可能です。

1度のトランザクション

複数のトークンを複数の相手に送る事が可能なので、手数料を大幅に下げれます。

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