日本で人気のメタバースゲーム「Cluster」は、Unityを利用すれば誰でもメタバース空間を作成できます。
この記事で分かる事
- UnityでClusterのワールドを作成するにの必要なもの
- メタバース空間でさまざまなアクションを起こす方法
- 実際に作成したメタバース空間を公開中。遊びに来てください!
この記事では実際に作ってみたものを記録しています。
この記事の担当者
目次
clusterに公開中のメタバース空間
作成段階ですが、試しに遊びにきてください。
フレンド申請を送ってくれたら100%承認します!
遊ぶにはスマホに「Cluster」アプリをダウンロードして、アカウントを作成してください。
Photo and Video Studio
今後は美術館的なものにしていきます。
https://cluster.mu/w/cba869c4-b666-463d-b550-126b2dca2ec7
clusterのワールド作成でやった事
Clusterでメタバース空間を作成するために必要なものは下記の通りです。
- Unity Hub
- Unity
- Visual Studio
- Cluster Creator Kit
Cluster公式ページを参考にしました。
基礎
アバターが歩くために必要な床をセットしたり、ものを置いたりします。
床を置いてもPlaneColliderがなければ下に落ちてしまうので、床のオブジェクトとPlaneColliderを利用しましょう。
- PlaneCollider(アバターが下に落ちないようにする)
- SpawnPoint(参加した時の位置)
- Despawn Height(落下判定)
Cluster公式ホームページ(ワールド作成)
画像の埋め込み

今後美術館を運営する上で写真の表示が必要になりますが、写真の差し替えなどを考慮して埋め込んでみましょう。
URLを少し変更する必要があります。
https://drive.google.com/file/d/<ファイルID>/view?usp=sharing ↓ https://drive.google.com/uc?id=<ファイルID>
- 埋め込みたい写真をGoogleドライブにアップロード
- アップロードした写真を公開設定して、URLをコピー
- HierarchyタブからCreate Emptyをクリック
- GameObjectを作成してわかりやすい名前に変更
- GameObjectを右クリックして、3D ObjectからQuadをクリック
- Transformを設定して写真の大きさを調節
- GameObject内のオブジェクトQuadをクリックし、AddComponentをクリック
- Url Textureをクリックして追加し、先ほど修正したURLを貼り付け
動画の埋め込み
僕はYouTubeチャンネルを運営しているので、動画を埋め込んでみました。
URLを少し変更する必要があります。
https://drive.google.com/open?id=<ファイルID> もしくは https://drive.google.com/file/d/<ファイルID>/view?usp=sharing ↓ https://drive.google.com/uc?id=<ファイルID>
- 埋め込みたい動画をGoogleドライブにアップロード
- アップロードした動画を公開設定して、URLをコピー
- UnityでVideo Playerを使う
- Hierarchy を右クリックし、3Dオブジェクトから Quadを追加
- アスペクト比を合わせる(今回は X=1.6,Y=0.9)
- Create / RenderTexture から RenderTextureを作成
- Video PlayerのVideo ClipからURLに変更
Cluster公式ホームページ(動画埋め込み)
走る速度の変更
ワールドがある程度広くなると移動が大変になってしまいます。
そこで走る速さなどを変更できるようにして、広いワールドでも楽しめるように設定しましょう。
- Hierarchyから3D Objectを選択して、Cubeをクリック
- CubeのInspectorからAdd Componentをクリックし「Interact Item Trigger」を追加
- Interact Item Triggerが表示されるので、+マークをクリックしてください
- TargetをOwnerにして隣の欄にmoveSpeedと入力
- Valueは走る速度なので、10以下の値をおすすめします
Cluster公式ホームページ(速度・ジャンプ)
乗り物やアイテムの追加

フィールド内で車やヘリコプター、馬に乗ったり、銃で遊べます。
- テンプレートプロジェクトを開く
- アイテムをコピーする
- 自分が作成しているワールドに戻って貼り付け
Clusterが公式で配布しているアイテムのみです。
Cluster公式ホームページ(アイテム)
山や丘を追加
平地のワールドを作成するのもいいですが、山や丘を追加するのも一つの楽しみです。
- Hierarchyのメニューを出す(右クリックなどで)
- 3D Objectから「Terrain」を追加
- InspectorのTerrain中にある筆マークをクリックして山を作成
- 筆マークの下に選択ボックスがあるので、「Paint Texture」で山のデザインを選択
- 歯車マークで地面の大きさや角度を調節できます
Paint Textureを選択すると下に「Edit Terrain Layers」があるのでクリックして、「Add Layer」をクリックしてください。
川・湖・滝を追加し、BGMも追加

フィールド内に水を追加して、川や滝を追加しました。
更に、音も追加する事でよりその場に水があることを体験できるようになります。
Unityが配布している「Standard Assets」を追加すれば水をワールド内に追加できますが、clusterでは「Standard Assets」の水に対応してません。
そこで、BOOTHOで販売されているmaibさんの無料素材を利用しました。
滝を追加する場合はこちら。
- zipファイルをダウンロードし、解凍
- 解凍したファイルの中にある「unitypackage」ファイルをダブルクリック
- インポート画面が表示されるので、インポートしてください
- 「Assets/WaterShader for cluster/MirrorWater」を使用します
- 大きさや反射などを調節して湖の設置は完了です。
- 滝は「Assets/WaterFallShader for cluster/WaterFall」を使用します
- 音声を追加する場合はmp3ファイルを準備
- Add Componentから「Audio Source」を追加
- AudioClipにmp3ファイルをドラッグアンドドロップ
- 「Play On Awake」と「Loop」にチェックを入れる
- 「Volume」を設定した後、「Spatisl Blend」を設定
これで完了です。
Spatisl Blendを1にすると周辺にしか音は聞こえないので、広いワールドを作成する時は重要な設定です。
雪・噴火・雨を追加する方法

Asset StoreからNature Starter Kit 2をダウンロードしてきます。
- Hierarchyのメニューを出す(右クリックなどで)
- EffectsからParticle Systemを追加
- shapeもしくは上の設定画面で位置や大きさを設定
- Particle Systemの「Gravity Modifer」「Rate over Time」を設定
粒の量やスピードを選択して、雪や雨に変えてみましょう。
少しづつワールドを作成してます
現在ほとんど遊べるようなものではありませんが、定期的に更新していきます。

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