お金を借りる際ローンを組んで物を購入する場合がありますが、ローンだけでは賄えない時は担保を利用します。
- 不動産
- 有価証券
- 預貯金
担保は基本的に、お金以外の資産となるものでも対応していて、返済できなくなった場合は担保にしたものを差し入れする形になります。
海外では既にビットコインを担保としてお金を借りれるサービスがありますが、日本でもついにビットコインや、イーサリアムを担保としてお金を借りるサービスが誕生しました。
- ビットコインを担保に融資を受けられるようになったこと
- ビットコイン担保のメリット、デメリット
- ビットコインを担保に融資してくれる企業
ビットコインを担保にした場合どのようなメリットやデメリットがあるのかを紹介していきます。
この記事の担当者
目次
ビットコインを担保に融資を受けられる
ビットコインの担保が誕生しましたが、今までの担保と大きな変わりはなく、ただ担保にする商品がビットコインになっただけです。
なのでビットコインを担保にする大きなメリットはありませんが、ビットコインならではの特徴もあるのでそれを合わせて紹介します。
融資が受けられる
不動産を購入するときに担保を利用する方も多くいると思います。
実際に東京の不動産価格は年々上昇しており、 不動産を購入するのにとてもハードルが高くなってます。
もし昔に購入した数万円のビットコインが現在、数百万から数千万円分価値になっていた場合、実質少額で担保を組むことができます。
ビットコインも金融資産として扱ってくれるところもあるので、ビットコインを担保に不動産を購入できるようになるかもしれません。
不動産を例に紹介しましたが、基本的に自由に利用できるので、車の購入や教育費などにも利用できます。
利用用途はサービスによって異なるので、ホームページを確認しましょう。
税金は発生しない
融資を受けたことによる資金移動が発生しますが、その際税金は発生しません。
契約終了後も税金は発生しないので、ビットコインを売却しない限りは大丈夫です。
ビットコイン価格が大暴落した場合
融資を受けている最中に暗号資産の価格が大暴落してしまうと、決済されてしまう可能性もあります。
例えばビットコイン価格が500万円の時に融資を始めたとして、暴落によって250万円になると、ビットコインの一部もしくは全て決済されます。
500万円の時に最大限の融資を受けている時に、250万円まで下がると、融資金は単純に半額になります。
このようにビットコインを担保に融資を受けていると、価格変動により手元のビットコインが決済されてしまう可能性も考えられます。
少しのビットコインでも手放したくないと考えている方は、一度考えてみましょう。
ビットコイン担保のメリットとデメリット
ビットコインで融資ができるサービスが誕生しましたが、実際にどのようなメリットやデメリットがあるのかを確認してみましょう。
メリット
- ビットコインを決済しなくても日本円を準備できる
- 価格は上昇すれば、より融資を受けられる
- 法人と個人事業主が利用できる
一番のメリットはビットコインを決済しなくても日本円を準備できる点です。
ビットコインの利益が増加しすぎると、利益の半分ぐらい税金として持って行かれるケースもあります。
税金対策としてビットコインを担保する方法も、一つの手です。
2022年現在ビットコインは、 価格が上昇すると言われているので、もし価格が上昇すればより融資を受けられます。
暗号資産業界はまだまだ成長段階なので、これから価格上昇する可能性は大いにあります。
サービスによって異なりますが、基本的に法人や個人事業主などがビットコインを担保にできます。
企業でビットコインを保有している団体は、日本ではまだ少ないと思いますが、 これから企業が購入する場合も増えてくるでしょう。
デメリット
- 追加融資を受けられない場合がある
- 大幅下落で勝手に決済されるかもしれない
融資を受ける時、ある程度余裕を持ってビットコインを担保にするかもしれませんが、価格が下落してしまうと追加で融資を受けれない可能性があります。
さらに価格が大きく下落してしまうと、一部のビットコインがその場で売却されてしまう可能性もあります。
あくまで融資を受けている時のビットコインは、融資を受けている会社のものになるので、これ以上の下落が危険と判断された場合日本円にされてしまうかもしれません。
日本でビットコイン担保を提供している企業は
次に、ビットコインを担保としてサービスを提供している企業を紹介します。
Fintertech(フィンターテック)
大和証券グループとクレディセゾンの合同会社「Fintertech」は日本初、ビットコインを担保に借入できるサービスを提供しました。
企業 | 大和証券グループ × クレディセゾン |
サービス名 | デジタルアセット担保ローン |
公式ホームページ | https://dabl.fintertech.jp/ |
対応通貨 |
|
大和証券グループとクレディセゾンは一度は聞いたことがある会社だと思います。
Fintertechでは契約が決まってから3日後に融資を受けられるようになっています。

金利も最大8%と、消費者金融より金利が低いのが特徴的です。
消費者金融は担保にするものがなくても借入できるので、その影響も少しあるでしょう。

個人の利用として「車」「マイホーム」「教育費」などが挙げられています。

必ずしも仕事で利用するお金である必要はないので、個人でも気軽に利用できます。
ビットコイン担保の普及はまだまだかかりそう
日本でもビットコインの担保サービスが提供されたばかりですが、これから一般的に普及するまではしばらく時間がかかりそうです。
ビットコイン価格が安定しないと、損してしまう可能性もあるので、利用する場合はしっかりリスク面も把握しておきましょう。
コメントを残す