私は運動会や踊っている人などを撮影する際マニュアルフォーカス(MF)で撮影していましたが、一度しかないチャンスを何回も逃してしまいました。
特によさこいのパレードを撮影しているときは、自分自身も動く必要があったり、くもりになったときにすぐに明るさの調節もしていました。
撮影している際にピントと明るさ(F値・シャッタースピード・ISO)を設定しなければいけませんでしたが、これは無理だと思い、ピントをマニュアルフォーカス(MF)からオートフォーカス(AF)に変更。
ですが、オートフォーカス(AF)だと毎回自動でピントが合う場所が違うので失敗。
撮影していると踊っている人ではなく、見ている人の後頭部にピントが。
そこで今回はオートフォーカス(AF)の基本的な設定と、オートフォーカス(AF)の位置を固定する方法を紹介します。
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目次
オートフォーカスの設定方法
まず初めにレンズのスイッチをマニュアルフォーカス(MF)からオートフォーカス(AF)に変更しましょう。

上記画像の中央にあるスイッチを切り替え、フォーカスの設定をします。
オートフォーカス(AF)に変更したので、カメラが自動で写真のピントを合わせてくれます。
そのあとカメラのTOP画面に戻り、AF動作を設定します。

画面左下の項目にONE SHOTがあると思うのでそこを選択します。
すると下記画像のような画面になります。

ONE SHOT | 止まっている被写体を撮る |
---|---|
AI FOCUS | AFモードを自動的に切り換える |
AI SERVO | 動いている被写体を撮る |
三項目から適切なものを選んでください。
ONE SHOT
ONE SHOTは、止まっているものにピントを合わせるのに適した設定方法です。
ONE SHOPに適した被写体
- 動きが遅い動物
- 花など
- 風景
上記のような大きな動きがない場合に適した設定です。
AI FOCUS
カメラのAIが状況に応じてONE SHOTとAI SERVOを使い分けてくれます。
AI FOCUSに適した被写体
- 動いたり止まったりする場合
例えば、その場で踊ったり大胆な動きがある場合などに適しています。
AI SERVO
カメラのAIが自動で動いているものにピントを合わせてくれる素晴らしい機能です。
AI SERVOに適した被写体
- 動きが早い動物
- 運動会(リレーなど)
- ダンスやよさこいを踊っている人など
上記のような、激しい動きがある場合に適した設定です。
オートフォーカスの位置を固定する方法
運動会でやダンス、よさこいなどを撮影する際は周りにもたくさん人がいると思います。
その中で撮影していると前にいる方の頭にピントが合ってしまい、踊っている方にピントが合わない場合もあります。
そのような場合はピントが合う場所をあらかじめ設定しておくことで解決します。
AFフレーム選択
始めに下記画像の中央のボタンを押すと、AFフレーム選択ができます。

このボタンを押すと下記画像のような表示になります。

上記画像の場合、すべてのポイントのいずれかにピントが合うようになっています。
SETボタンを一回押すと、ポイントが一か所になります。

これで中心のみピントを合わせる対象となるので、中心以外の場所にピントが合うことはありません。

SETの周りのボタンを押すと上下左右に移動でき、上記画像の場合は写真の右側のみピントが合うようになります。
注意点
ファインダーを覗き込んで、シャッターボタンを半押し状態でピントを合わせると赤い点が出てきて、写真の右側にピントを合わせていることが分かります。

一方撮影を画面で確認すると、先ほどの設定は適用されません。

基本的にはオートフォーカス使ってます
カメラの設定が分かってくると無駄にすべてマニュアルにしたくなる時期があります。
私もそんな時期があり、必ずすべての設定をマニュアルでやっていましたがそんなことに労力を割かなくても写真を撮影できると思いました…(笑)
マニュアルフォーカスを使うときは、花火や星などほとんどピントを変えないものを撮影するときに使用しています。
皆さんもオート設定を含め、自分に一番合った設定をいろいろ模索してみましょう!
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